不死身の命日
ちょっと待って。思ったよりエッチだった。思っていたのはギャグテイストで、確かにシリアスとは言い難いのだけど、もっとずっと真面目に恋をするお話。二人とも好きな相手に真摯に向き合おうとする姿が好感的。実は理解のあったお父様、ご都合主義と冷めるどころかよよよよかったーーーーー！！！！！と胸を撫で下ろす。お幸せに。
2020.9.19読了
めぐみとつぐみ
すんごい好きなんだけど感想を書くって難しい。めぐみもつぐみもバースに抗おうという意志の強さがあって、そこら辺がオメガバース苦手マンには親しみやすかった。
いやだって設定上アルファとオメガがくっつくのは仕方ないというか当然というか、私としてはBLの面白みが消えてしまうと思うのですよね。まぁ語れるほど商業誌のオメガバースを読み漁っているわけではないですが。読み漁らなくても本能に負けたくない気概って素直に応援したくなるものではないだろうか。そして必死に抗いながらも飲まれていく姿ってめちゃくちゃ唆られないか？イヤイヤ言いながらも快楽に溺れる二人…乾杯したい…。なによりバースを否定する二人だからこそ惹かれあったわけなので、全力で応援するしかない。キングオブ最高賞は、めぐみの抑制剤をオカズに後ろを慰めるつぐみに授けたいと思う。つぐみにエッチな雰囲気がまったくないからギャップを想像してオナるめぐみが次点。わかるボタン1億回押した。
2020.9.13読了
俺は頼り方がわかりません
電子版だと既刊が若干値下げされていたので一気に購入。腰乃さんの作品にしてはレビューがイマイチだったような、それでステイしていたんだけど名作じゃないですか。腰乃さんお得意の軽いタッチで物語は進むのだけど、主役の二人が重苦しいものを抱えているからすんなりゴールには至らず、その間のお互いの葛藤の描き方が上手いなぁと思う。くっつくには至らないけどスケベな展開を挟みつつの、物語のバランスが非常に良い。受けがとにかくかわいい！とかそういう萌えに引っ張られて満足するのとは別の良質な読後感。もう一度最初から読み返せば一周目とは別の感動が味わえる気がする。そして福くんの恋がとてもとーてーも気になる。楽しみだね！
滅法矢鱈と弱気にキス１
キューピッドに落雷
初めて読んだ鈴丸みんたさんの作品。綺麗な顔してるけど口調は荒くて馴れ合いを好まないクールな印象の蒼生先輩が、慎吾の前でだけ見せる気を許した可愛いお顔に胸を撃ち抜かれた。見た目の雰囲気的に慎吾が受けでもおかしくないんだけど、そうだったらこんなにハマらなかっただろう。これは蒼生先輩の可愛さを愛でるお話である。
続編は当て馬的な猛生先輩の存在に二人の関係が脅かされる！？定番の展開かと予想したのを、さわやかに裏切られて感動した。猛生先輩がいい男すぎる。脇役だけで終わるのはもったいない。と思ったので、
連載中のこちらも買いましたよ。激しく萌えてるよ。続きが待ち遠しすぎる！
鈴丸みんたさんは、受けの付加価値を活かすのがとても上手い。ギャップ萌えの天才。キューピッドに落雷の蒼生先輩は、クールな印象に反して雷にトラウマがある。ゴールデンスパークルの日葵は金髪ヤンキーな見た目に反して性的なことに疎くてオナニーも知らない。荒ぶるしかない。
まあ全部の作品がハマったわけじゃないのだが。
これはハマるほどではないけど題材がよかった。ゲイだと自覚してもハッテン場に行く勇気はなく、抱かれたい思いを募らせ自己開発に励む佳乃のむっつりスケベがハゲかわ萌える。その可愛さでチャラチャラしてるロウくんを落としてやれ！と応援するしかない。
キューピットに落雷の話に戻るけど、蒼生先輩の可愛さに感極まった慎吾が「いつまで一緒にいていい？」「ずっと一緒にいていい？」と未来のお伺いを立てるシーンがすごく好き。「できるだけ長く、いけるとこまで、それが一生になればいい」このモノローグが素敵すぎる。
2020/9/3読了
ゴールデンスパークル
は〜〜〜めちゃくちゃいいホモを読んだ。1番たまらんのは受けの日葵のビジュアル（美人でかわいい）で次はその性格。口調は結構荒くて見た目もヤンキー。なのにピュア。だけどピュア。たまらんだろ。でも本当に1番評価したいのは、メインの2人がとても自然体なこと。BLにありがちな大袈裟なリアクションや展開がなくて、すごく読みやすかった。お話も上手い。他の作品も読みたくなる作家さん。
2020/9/4読了。好きすぎて何度も読み返してる。
マスク男子は恋したくないのに
試し読みで気に入って買ったんだけど雰囲気漫画というか、話の中身があるようでなかった。佐山がマスクをする動機は良かったんだけど、それを暴いてくる才川を好きだと自覚する展開は唐突に感じてしまう。無理やり口の中を弄られて絆される佐山くんチョロすぎでしょ…。口の悪さは好みなんだけど、二人が恋愛関係になるまでの描写がちょっと弱くて途中でシラケてしまった。
